さらに高度なCAEスキル

CAEエンジニア

さらに高度なCAEスキル

 最近の解析って、昔に比べてずいぶん複雑になってきています。対象となる現象は単純な「部品の強度チェック」だけじゃなく、熱・流体・構造が絡み合う連成解析や、非線形挙動を含む材料解析など、よりリアルな条件を扱うことが増えています。さらにモデル自体もどんどん大規模化していて、数百万要素規模のメッシュや、長時間の過渡解析なんていうのも当たり前になってきました。

 例えば、車の衝突解析では「車体の変形」だけでなく「乗員の安全」「エアバッグの展開」「材料の塑性挙動」まで同時に考えなきゃいけないし、電子機器の熱解析では「部品の発熱」「筐体の放熱」「ファンの流体挙動」まで全部組み合わせて検討する必要があります。こうなると、従来の解析技術や単純なモデル化だけでは対応しきれないシーンが頻発するわけです。

 だからこそ、最近は高度なソルバ技術クラウド計算資源の活用、さらにはAIや最適化手法との組み合わせが重要になってきています。解析は「単なるチェックツール」から「設計の意思決定を支える強力な武器」に進化しているんです。

それらの問題解決のために、以下のようなさらに高度な解析技術の活用が加速しています。

1.マルチフィジックス解析

 構造・熱・流体・電磁場など、複数の物理現象を同時に解析するスキル。
 例:熱-構造連成(電熱ヒータ)、流体-構造連成(扇風機の羽根)、電磁-熱連成(誘導加熱)
 使用例:電子機器の熱変形、MEMSの挙動解析 な

2. AI・機械学習との連携
CAE結果をAIで最適化・予測する技術が急成長。サロゲートモデル機能がソフトに搭載され始めている。

 解析時間の短縮や設計パターンの自動生成に絶大な効果。

 PythonやTensorFlowなどのプログラミングスキルがマスト。

3. クラウドCAE環境の活用

 クラウドベースの解析環境(例:SimScale、Rescale等)を使いこなすスキル。

 大規模な並列コアにより高速化が実現し、またデータ共有が容易なためチーム設計が可能。

 リモートワークやグローバル開発に適宜対応できる人材として評価される。

4. 最適化解析の応用

 材料使用量の削減や性能向上を目的とした設計最適化。

 軽量化が求められる航空宇宙・自動車業界で特に需要が高い。

 設計パラメータを調整して性能を最大化・最小化

 トポロジー最適化、形状最適化、パラメトリック最適化など多様なアプローチがある

5. CAD/CAE連携スキル

 CADデータからスムーズにCAE解析へ移行できるスキル。

 SolidWorks、CATIA、NXなどとの連携が重要。

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