『CAE導入の最大効果はなに?!』や、『CAE技術導入のビジネスメリット』 で、CAE技術をうまく活用できれば、どんなメリットあって、いかなる成果創出が叶うのか、解説してきました。 数年前からDXが浸透し、今やそのキーワードはAXへと発展し、様々な業種の業務にAIが浸透が驚くべきスピードで進行しています。 しかし、私の周りではまだまだCAE技術の導入には踏み込めないものづくり企業様もたくさんあります。特に中小の企業様では、『費用』の問題も大きい要因ではありますが、どうもそれだけではないようです。
では、CAEを導入に踏み込めない費用以外の問題とは? それは『人材』の問題です。この『人材』の問題については、大きく3つの側面があると考えています。それぞれを解説し、その解決策も提案します。
1つ目はCAEの『マネージャー』です。
CAE技術導入するにあたり、その目的、必要性、導入計画、教育計画、導入効果の具体的イメージ、将来的発展性などを精査し、まとめた企画を立案できる人材が必要です。そのためには、ある程度CAE技術全般の経験があり、関連の最新情報を収集でき、組織や運用のしくみも含め、成果創出までの時間軸を精査できる人材が必要です。
しかし、そのような人材が存在する起業は稀なケースだと言えます。 ではどうするか。 1つの答えは、企業でそのような経験を積んだ実績のある人材に支援を仰ぐことが、確実かつ効率的であると言えます。 例えば、構造計画研究所のSBDプロダクツサービス部には、製造業でCAE技術をゼロから導入し成功させた実績を持つ人材が、上述のような導入企画を一緒に立案支援してくれるサービスがあります。 ぜひ一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?
もう1つは、CAEを使いこなす『実務者』です。
近年は様々なCAEソフトのオペレーションがとても直感的かつ操作性に優れ、初心者でも慣れるまでにそう多くの時間を要しません。しかし、CAE技術は操作ができて結果を導けるだけでは、“使いこなせている”とはなりません。導いた結果の確からしさを評価できるスキルが必要です。この評価ができなければ、間違った結果で業務が進み、トラブルを招く結果となり逆効果にしかなりません。
では、どんな知識を備えた人材が必要か? 導入すべきCAE技術によって、必要なバックグラウンドは異なりますが、機械系を例に考えると、構造解析や熱流体解析が必要ななることが多く、これらの解析技術を使いこなすために必要な知識として、材料力学や流体力学に熱力学といった力学の知識があります。さらにCAE独特の数値力学の知識は不可欠になります。
もちろん、CAE技術を導入し活用しながら並行で工学知識を身に着けてゆくことも可能です。ただし自学では時間がかかりますので、その解決方法としてCAEソフトベンダーが実施している基礎工学講座を利用することをお薦めします。 上述した構造計画研究所のSBDプロダクツサービス部には、多くの工学知識講座メニューが用意されています。
最後の1つはCAE技術の『先生』です。
実務者の困り事や課題を相談できる先生の役割を果たす人材が傍に必要です。実務者が一人ぼっちで取り組む環境は、最もCAEが継続できない要因の1つになります。もちろん、上述のCAEマネージャーが先生を兼ねられるのが理想です。 ただ、このCAE技術のテクニカルな部分の先生役割はソフトベンダーの技術サポート契約で解決できると考えます。 通常、CAEソフトベンダーから導入する際にバージョンアップ等の保守契約の締結を要求されますので、その保守契約の範疇に技術サポートが含まれる場合がほとんどです。契約時には必ず確認しましょう。

コメント